舌下免疫療法について(すぎ・だに)

桜の花の綺麗な期間は本当に短く、この前の雨でだいぶ散ってしましました。

さて今日は2020アレルギー性鼻炎ガイドラインでも標準治療となっている舌下免疫についてのお話です。このブログでもしばしば取り上げておりますが、今までは花粉症は症状を抑えることが主流となっていました。近年は

 

1)花粉の飛散前からの前投与(予防投与)

2)舌下免疫による体質改善

 

が主流になりつつあります。

1)は花粉の飛散前から投与開始することで、活性型と非活性型の花粉症受容体のバランスを前もって変えておき、いざ花粉の飛散が開始した時の花粉反応(シグナル伝達)をより起こりにくくする方法で、”予防投与”とも呼ばれています。

2)は4年程度舌下に花粉のエキスを持続投与することでアレルギー反応を”減感作”する方法で75%が有効です。

当施設は花粉症(すぎ・ひのき)とハウスダスト(だに)の舌下免疫療法治療認定施設で、1000例近くの全国的に見てもトッププラスの治療経験があります。

2022年4月からは院内でアレルギーIgE解析可能な精密分析装置(ドロップスクリーン)を導入しています!食物アレルギーなども一度に測定する装置で、高性能です。

 

2022年04月09日