”今年は暑いんだけど、夏らしくない”そんな声を聞くことがあります。確かにコロナで自粛、ステイホームしてると夏のイベントである野外の楽しみも少ないし、暑い日の夕方のビールで乾杯、もはばかられます。でも、それ以外にも少し夏らしくないことがあります。気のせいかもしれないですが、セミの異変です。
クリニックは緑豊かな那珂川沿いにあり、虫で季節を感じるほどよい田舎が残っています。夏は例年、ジーという音のセミからはじまり、ミーンミーンときてツクツクホーシで終わります。今年は気のせいかその時期が少しずれているのと、セミそのものの鳴き声が小さいと感じます。セミは地中で7年ほど過ごすといわれていますが、人間のみならずセミも2020年のことなんて、7年前には予想もつかなかったと思います。”夏の終わり”のはずの8月下旬。早く、いつもの夏が戻ってきてほしいものです。
毎日本当に暑い日々が続いています。さて、9月1日は昼休みに院内医療安全講習会を行うため、大変申し訳ありませんが午前診療受付を11時45分までとさせていただきますので、よろしくお願いいたします。
午後は通常通り14時からの診療になりますのでよろしくお願いいたします。
夏の青空、綺麗です!
まだ長い梅雨が終わりませんね。近年本当に気候が大きく変動してきており、自然の力の大きさを感じます。
今年も暦通り8月13日から16日までお盆休みとさせていただきますので、通院の患者さんにはご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願い申し上げます。 12日水曜日は通常通り午前中だけですのでご注意ください!
夏がすぐそこまできています!ブルーベリーも大きく実をつけました!
4連休中ですが、少しでもお役に立てるように、本日は診療させていただきます。通常の土曜日と同じくiticketは11時30分、受付は12時までですのでよろしくお願い申し上げます。
梅雨の最後にいつも思い出す風景があります。
幼少時京都で暮らしている時、友達の家に遊びに行った帰り道、すごい豪雨で前が見えなくなったんです。雨宿りをしながら空を見上げるとただただすごい雨で、怖いを通り越して呆然と何も考えることができなかったのを漠然と覚えています。私達は広大な自然の中で生かされているに過ぎず、実際自然災害に対してはあまりにも無力です。昨日の熊本豪雨も自然の猛威の前には、ただ嵐が過ぎ去るのを待つしかなかったと思います。誰もがいつ受けるとも知れない災害。できる備えと”助け合い”を大切にしたいと思います。
新型コロナはまだまだ現在進行形ですが、これもある意味自然の猛威のひとつです。なんとか第2波が来ないようにただ祈るばかりです。それでも季節は確実に夏に向かっています。
夏の足音がきこえます。
びっくりしました!
以前応募していたジャニーズから医療機関への応援企画”smile up project”に当選し、マスクなどの医療物資が届きまました!
大切に診療に使わせていただきます!ほんとうにありがとうございました!
新型コロナウィルス感染症もまだまだ収束には程遠い状況です。適切な予防対策を講じながらも、それでもコロナ以外に患者さんを悩ませる病気は変わらずにあるので、専門医としてはなんとかお役に立てればと強く思っています。
その一つ、アレルギー性鼻炎は現在国民病と言われています。実に39.4%の方が何らかのアレルギーを有するとされていますが、特に花粉症は2月から5月にかけて、くしゃみ・鼻水・鼻づまりで患者さんは辛いものです。今年はたまたまスギ花粉飛散が少なくてすみましたが、それでも多くの方が症状に苦しみました。また、ハウスダスト(だに)アレルギーの方は朝のアレルギー発作(モーニングアタック)で年中ティッシュが手放せないことと思います。そこで最近はすっかり有名になった舌下免疫療法のお話です。
舌下免疫療法は従来の薬物療法と全くコンセプトが異なり、根本的に体質を改善する可能性がある数少ない治療の一つです。そのため、現在は従来の薬物療法、内視鏡手術療法と並んでアレルギー性鼻炎治療の3本柱のひとつになっています!
当院は舌下免疫療法認定施設として、福岡県でも有数の症例数のクリニックです。(2020.4現在、終了した方も含めて約500例)患者さんの数が多いということは、有効性や副作用に関してもより情報量が多いということでもあります。
まず、現段階での有効性ですが、著効、有効、やや有効、無効の4つに分類すると、抗アレルギー薬の減量や中止を基準にすると”やや有効”以上が82.7%と従来の報告よりやや高い印象があります。当院での舌下免疫療法は看護師からの概要説明のみならず、直接医師から有効性、注意点、副作用などが説明され、十分な治療コンセプトの理解の後に開始していますので、途中の患者さん都合による中断(ドロップアウト)が非常に少ないのが特徴です(継続97.3%)。副作用は、逆に思っていたよりはるかに少ない印象で、中止した中止理由は皮疹、喘息発作、呼吸困難感、頭痛、全身のかゆみ、下痢、倦怠感などでしたが、500人中数人のみであり、減量維持(10000単位を6600単位や3300単位に減量して維持)も数人程度でした。現段階では減量での効果減弱の報告はありません。注意点は、喘息やアトピー皮膚炎を合併している患者さんへの投与ですが、呼吸器内科、小児科、皮膚科の先生との連携でとくに問題なく継続できている患者さんがほとんどです!関係する先生方にお世話になり、本当に感謝申し上げます。この場を借りてお礼申しあげます。
ダニ舌下免疫については抗原量が10000単位とスギ舌下免疫より多いため、やや副作用に注意が必要ですが、逆に近年、アトピー性皮膚炎や喘息の根治治療としての可能性も指摘されており、当院からの臨床データーも解析中です!
写真のように、5月になってクリニックの植栽も元気に新緑が増えてきました!
舌下免疫については院内新聞”おやこあら新聞”第2号にも、詳しく書いていますのでそちらも参考にされてください!
さらに安全な舌下免疫治療を目指していきますのでいつでもお気軽にご相談ください!!(ダニに対する舌下免疫療法はいつでも可能ですが、今年度のすぎ・ひのきの舌下免疫療法解禁は6月の予定です。詳しくはお電話くださいね!)
大変申し訳ありませんが、院長の所用のため本日の受付時間を午後4時で締め切らせていただきます。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いします。明日は8時50分からの受付開始です。
GWは暦通り、3日から6日までは休診させていただきます。ご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
7日(木)からは通常通り診療します。
非常事態宣言以降、我慢が口癖の辛い世の中です。本当にたくさんの方が、それぞれの立場で頑張っていらっしゃると思います。きっといつか、また平和な世の中が来ることを信じて、ひとつひとつできることを行なっていくのが大切と思います。
当院でも高性能ウィルス不活化フィルター搭載で、病院ICUなどでも活躍している空気清浄機を新しく設置しております。
寒いとか、風が強いとかご不便もおかけしますが、窓はほぼ全開状態で、クルーが一人一人の診察後に丁寧にアルコール消毒を行い、自家用車待機やアイチケット直前の来院などできるだけ密集を防ぐ取り組みを加速しています。ネブライザー一部処置の休止や、ぬいぐるみ、絵本の撤収など、治療やアメニティーの点でも多大なるご迷惑おかけしますが、すべて感染制御の理論的対策です。
コロナ関連原著論文を英語で精読すると、感染拡大初期のころのこのウィルスの情報がかなり変わっています。とはいってもできる対策は以前と同様です。ウィルスの感染力の変化が見て取れますが、ウィルスの弱点も見えてきました。
しかし、我々の基本はひとつです。ひとがひとを思う気持ちにきちんと理論がマッチすれば、必ず乗り越えらえる感染症と思うのです。ただしく恐れる、そして気持ちを前向きに持つことと、規則正しい生活で体調を整えるのが基本で、こころの感染や社会的感染を防ぐことも非常に重要です。
1)医学的感染
2)こころの感染(うつや自暴自棄、やる気のなさなど)
3)社会的感染(風評被害、心無い周囲からの隔離)
ところで先日8日、菊池先生にクリニック代診をお願いして九州大学医学部の4年生学生の臨床講義に九大病院地区に赴きましたが、歴史は過去の苦悩を刻んでいます。九大は1903年開学ですが、15年後の1918年は100年前のパンデミックである、スペイン風邪(現在のインフルエンザ)全盛でした。その時の痕跡も残っています。100年後の人は今回のコロナをどのように記しているのでしょうか?
学生講義室は、学生が一人もいない状態でのネット配信でした。今後の講義はこのような感じになってくるのかもしれません。
みなさん、前を向いて一緒に乗り越えましょう。