クリニック横の桜がことしも満開に咲きました!本当に綺麗です!
今年はすぎ花粉が予測と違い、去年より多く飛散しましたがひのき花粉はこれからです。花粉症の方は辛いシーズンですが、治療技術は年々進歩しています。今日はお問い合わせの多い”新たな花粉症”についてのお話しです。
花粉症はIgEという免疫グロブリンがスタート地点ですが、このIgEには抗原特異性といって原因物質(アレルゲン)それぞれによって量が違います。いわゆるアレルギー体質というのはさまざまなIgEの寄せ集めの合計を指しており、例えばすぎを例に取るとすぎ特異的IgEというものが花粉症に関係してきます。もちろん高ければ反応が強く出る場合が多いのですが、アレルギーの厄介なところは、IgE量と症状は必ずしも比例しないことです。IgEが少なくとも花粉症の症状を引き起こす可能性があるのです。では発症はどうなると起こるのか?残念ながらここはまだわかっていないことも多いのですが、
いわゆる”コップの水理論”という考え方があります。
コップの水はコップの大きさでたまり方が異なるのですがこれが個人の体質を表し、少しずつ花粉に触れ続ける中で水が増えてきて、水が溢れ出すと花粉症の症状が溢れ出るという考え方です!つまり、去年まで大丈夫だった花粉症が突然出てくることは十分にあり得ることです。
私はこの様な”発症のスイッチ”が重要と考えており、舌下免疫などでスイッチが入ったばかりのアレルギーが抑えられていく可能性に期待しています。
桜が例年より早く開花しました。春は間近です!
こどもからのお手紙はいつもわくわくします!ありがとう!!