ご迷惑ご不便をおかけしますが、年末は12月28日で診療を終了します。29日から1月3日まで申し訳ありませんが休診させていただきます。
28日は大掃除などのため、午後4時半でインターネット・窓口受付とも終了しますのでご注意ください!(通常より1時間早い受付終了ですのでどうぞお早めに受診お願いします)
新年は1月4日(木曜日)から診療させていただきます。
いつもお待たせして申し訳ありませんが、職員一同すこしでも丁寧に対応させていければと思っていますので今後もよろしくお願いします。
インフルエンザが依然流行中です!
福岡県発表の定点観測で定点報告数が10月初旬に注意報値10を越え、現在も20前後の高値で推移しています。去年、一昨年がコロナの影響でほとんど流行が見られなかったため久しぶりの流行です。11月現在、福岡は季節性A/H1 pdm09という株と季節性A/H3の2つのみの流行です。今後季節性Bの流行も考えられるため、きちんとインフルエンザワクチンを受けましょう!
当院は発熱外来でインフルエンザの抗原検査が可能ですが、38度以上の発熱時は感染拡大防止の観点から直接院内に入らず別動線の隔離室をご案内しますので、来院時にはインターホンで受付とお話しくださいますようお願いします。
またワクチンは自費診療で保健証が使えませんのでご留意ください。
費用は一律1回、現金3500円ですが福岡市在住65歳以上の方は1500円です。(現在カード決済は行なっていません)
12歳までのお子さんは数週間開けて2回接種が推奨されています。
卵アレルギーなどの当院接種不可能な場合もありますので、アレルギーある方はあらかじめお電話でご相談くださいますようよろしくお願いします。ワクチン予約は来院、お電話ともに可能ですが予約枠があり、埋まり次第終了となります。
また土曜日の予約はできませんのでよろしくお願いします。
今年、例年の流行カーブをお示しします!(福岡県HPより)一昨年とその前はほぼゼロでした。
去年は例年通りの時期に流行しています。今年は季節はずれですね!
寒い日が続いています。今年も秋らしい日が少なく一気に冬の気配ですね!院内のデコレーションクリスマスバージョンになっています。少しでも来院が穏やかなものになりますように!
職員研修のため、12月12日火曜日はネット、窓口ともに受付時間を16時までとさせていただきます。大変ご迷惑をおかけしますがご理解のほど宜しくお願いします。
今年も急激に秋がやってきました。ここ10年ほど、夏が長く、秋が短くなってきた気がします。
寒暖差が激しい季節ですが、いかがお過ごしでしょうか?
数年前にも書きましたが、秋は急に気温が低下するばかりではなく空気がピンと張りつめてくる気がして、空の色、木々の色が非常に鮮やかです。若干感慨に耽る季節でもあります。
ちょうど7年前の今日11月1日に当院は誕生し、本日令和5年11月1日を持ちまして満7周年のお誕生日を迎えることができました。
制服も一新し、新たな覚悟をもってこれからの1年、また1年とお役に立てるよう努力を惜しまない所存です。
あっという間の7年ですが、すべてはスタッフ、患者さんをはじめ関係してくださった方々のおかげです。
また、このたびもお祝いの言葉やお花をいただきました。この場をお借りして深く感謝申し上げます。本当にありがとうございました。まだまだ至らないところも多々あると思いますが、皆様に愛されるクリニックであり続けるよう、進化の為の努力を惜しまない所存です!現在は舌下免疫と好酸球性副鼻腔炎での全国的研究にも参加し、症例集積からの情報発信も当院の役割と思っています。
まだまだ至らない点もありますが、今後もよろしくお願い申し上げます。
院長 白土秀樹
ことしもイルミネーション開始させていただきました!
すっかり秋らしくなってきましたが、寒暖差で不調をきたす方が増えた印象です。
11月1日は院長出張のため、菊池先生の代診となりますのでご了承いただきますようによろしくお願いいたします。
燃えるような茜色の秋の雲です!
お問い合わせが多い今年度のインフルエンザワクチン予約ですが、
予約開始10月3日(火曜日)、接種開始10月17日(月曜日)となりますのでよろしくお願いします!
ワクチンは自費診療で保健証が使えませんのでご留意ください。
費用は一律3500円ですが福岡市在住65歳以上の方は1500円です。
12歳までのお子さんは数週間開けて2回接種が推奨されています。
卵アレルギーなどの当院接種不可能な場合もありますので、アレルギーある方はあらかじめご相談くださいますようよろしくお願いします。予約は来院、お電話ともに可能ですが予約枠があり、埋まり次第終了となります。また土曜日の予約はできませんのでよろしくお願いします。
現在10月30日までハローウィンのデコレーション中です!
コロナ感染後は様々な後遺症に悩まされる患者さんが数多くその症状も多彩です。
まだコロナ初期の2020年ごろ有名になったのは嗅覚障害ですが、2023年現在オミクロン株を中心としたコロナで神経性の嗅覚障害を生じることは少なく、コロナ後副鼻腔炎の後鼻漏など別の理由で嗅覚障害が生じることが多いようです。他に後遺症としては全身倦怠感、脱毛、めまい、難聴などがありますが、やはり一番頻度が高いのが長く持続する咳で、かなりお困りの方がおられます。このようなコロナ感染後に長く残る症状を伴う病態をまとめて”ロングコロナ”と呼びます。
風邪などで一時的な場合はともかく長く続く咳は体力を奪われるため、本人は意外ときついことが多いものです。近年はコロナ感染が”うつされるのでは”と咳をする方もされる方も気を使う場面が多く、心理的なストレスも考えねばなりません。
”せき”は何故起こるのでしょうか?まずは一番気にしなければならないのは肺がんなどの命に関わる疾患でしょう。呼吸器内科で画像診断が必要ですが、特に喫煙歴のある方はCOPD(慢性閉塞性肺疾患)を含めてきちんと咳の原因を同定することが重要です。
では、コロナ後の咳はどのような原因が考えられるのでしょうか?
下の図をご覧ください。
一般的に3週間までの急性期には感染に伴う咳が割合として多いのですが、8週間を超える長期間の咳(慢性咳嗽)では咳喘息や副鼻腔炎の後鼻漏、逆流性食道炎、アレルギー咳、COPDなどの割合が高くなります。
コロナ後も初めの数週間超えて持続する場合、呼吸器内科や耳鼻咽喉科で咳の原因をチェックすることが必要です。
耳鼻科的には先にお話しした”コロナ後副鼻腔炎”による後鼻漏が無いか、喉頭ファイバーで逆流性食道炎の所見が無いか(専門用語でGERDといいます)、アレルギー採血でハウスダストなどのアレルゲンに強く反応していないか、を調べる必要があります。原因がわかれば、胃酸の分泌を防ぐお薬を数週間内服したり(PPIテスト)、副鼻腔炎なら抗生剤投与したり、アレルギー反応を抑える吸入や内服薬(抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン拮抗薬など)を投与して様子を見ます。それでもさらに治りが悪いものを”難治性咳嗽”といい、近年咳の伝導を抑える画期的な薬もできました。
リフヌア®️はC線維という咳に関わる神経伝導をブロックするお薬ですが、原因疾患の治療に抵抗する長く持続する咳に適応があり、その効果は評価されています。ただし、内服中味覚障害が一時的にでることが多く、注意が必要です。味覚障害はお薬をやめれば速やかに改善しますので心配いりませんが、重要なのはすぐにリフヌアに頼るのではなくまずは咳の原因をきめ細かに精査することです!
治りの悪い咳の治療に関しては、新見先生の論文が非常にわかりやすく一部を引用させていただきます。(新見ら、明日の臨床、2012)
秋の雲は雲が柔らかくとても綺麗です!
9月は季節外れのインフルエンザが猛威を奮っており、十分に休養と栄養に気をつけてくださいね!
慢性副鼻腔炎の炎症には実は2つのタイプがあることをご存知でしょうか?
一つは細菌などの感染が中心のtype1炎症と、いま一つは好酸球などのアレルギー原因物質によって生じる”治りの悪い”type2炎症です。前者はマクロライド系抗生物質の少量長期療法や漢方療法、ネブライザー療法、鼻うがいなどが有効ですが、後者の副鼻腔炎のひとつである好酸球性副鼻腔炎は文字通り好酸球の粘膜下炎症による鼻茸(鼻腔ポリープ)が存在することが特徴で、非常に治りが悪いことが知られています。
従来こうした”難治性副鼻腔炎”は”polysurgery(頻回手術)”が問題になり、手術しても手術しても鼻茸が湧いてきて、嗅覚障害、頭痛、鼻閉などが繰り返していました。この炎症やポリープはステロイドに反応しますので、ステロイドを飲んでいる間はいいのですが、やめるとすぐ症状がぶり返すため、ステロイドの長期内服の必要が問題となっていました。ステロイドは長期内服で副腎機能が低下したり、感染を起こしやすくなります。また糖尿病などの悪化にも関係します。
近年、こうしたtype2炎症の分子レベルでの病態が明らかになり、サイトカインというメッセンジャー分子の異常信号が治りを悪くしていることがわかってきました。少し専門的になりますがインターロイキン(IL)4/13がキー分子であるとされます。(図:サノフィ社HPより)これらの活性化は炎症を強く起こし、数々の困った症状を引き起こします。
今回ご紹介する新しい治療は、polysurgeryを回避し手術せずに安定して寛解(症状が落ち着いていること)を維持できる画期的な分子標的治療で、インターロイキン(IL)4/13を抑制することで効果を発揮します。
従来重症喘息や重症アトピー性皮膚炎に用いられてきたものの、適応拡大で好酸球性副鼻腔炎にも保険で使用できるようになりました。(高額のため、難病指定をお勧めしています。)
デュピクセント®️という皮下注射薬で高額な薬であるため使用には厳しい条件があるものの、病理組織学的に難病指定されかつ最低1回の鼻の手術歴があれば再発した好酸球性副鼻腔炎に使用可能です。効果は絶大で、数ヶ月で再発した鼻茸による嗅覚障害、頭痛など不快な症状が緩和され、再手術が不要となることが多いのが特徴です。難病指定に関しては医師までお尋ねください!
好酸球性副鼻腔炎の診断と経過観察には副鼻腔CTが必須です(重要なのは診断にもCTが必要であることです)。
言い換えれば、CT検査をしないと診断すらおぼつきません。当院は低被曝が特徴の副鼻腔専用CTを完備していますので、喘息などのアレルギー体質をお持ちで嗅覚が落ちたり、治りが悪い副鼻腔炎の方は是非ご相談ください!
CT検査は数十秒で行うことができますが、保険診療でCT検査だけで(3割として)3000円ほどかかりますのでご留意のほどよろしくお願いします。
南区弥永公民館で”アレルギー性鼻炎のお話”をさせていただきました。
多くの市民の方に耳を傾けていただき、質問もたくさんいただきました!
みなさんにとってアレルギーは非常に身近なお悩みであることがよくわかりました。
アレルギー性鼻炎の基本治療は内服点鼻ですが、舌下免疫療法や外科的手術のお話にも多くの関心が集まりました。