院長のしらつちです。今日は最近発表された興味深い論文についての解説です。
以前から難聴が高齢者の認知機能に悪影響を及ぼすことが指摘されてきましたが、最近の大規模研究で難聴高齢者の補聴器使用で認知症リスクが明らかに低くなることがアメリカの研究グループから発表されました。
研究では70歳以上の40dB以上の中等度以上の難聴者で補聴器使用による認知機能低下を解析し、補聴器使用で約30%の認知症リスクが低下したと報告しています。
当院は厚生労働省認定の補聴器認定医が2名在籍し、補聴器外来を週2回行っていますので
難聴は放置せず、ぜひご相談ください!補聴器はただつければいいというわけではなく、調整を継続することが鍵です!
当院横の那珂川河畔の桜が今年も少しずつ咲いてきました!