梅雨時に多い気象病とは?

梅雨時はめまいの患者さんが毎年増えます。特に急激な気圧の変化や気温の寒暖差は体の恒常性(ホメオスタシス)の異常をきたすことで内耳障害を引き起こしたり、血のめぐりの異常で頭痛、めまい、吐き気、だるさなどが生じやすい時期です。

気圧センサーは全身にありますが、中でも内耳は圧力の変化に対応するための重要な臓器です。

 

梅雨時期や、気候の変化での不調を総じて”気象病”とよびますが、これは正式な医学用語ではありません。

環境変化に適応するためにホメオスタシスが司る自律神経とホルモンバランスが重要な役割を担っていますが、そのバランスが壊れた時に体のSOSが生じます。

・雨が降る前の頭痛、めまい

・梅雨時の不調

・体がむくみやすい

・寒暖差で鼻炎症状など不調をきたしやすい

このような方は気象病の可能性がありますので、耳鼻咽喉科・内科などに受診すると症状を緩和できる可能性があります。

日常の注意としては、規則正しい生活(朝起きる時間と、寝る時間を決めて体内時計一定に保つこと)、リラックスタイムを確保する(ぬるま湯のゆっくりした入浴など、就寝時のストレス刺激を避け安眠する(寝る前のスマホ禁止)などに注意して自律神経を整えるように注意してください!

 

気象病による頭痛(”天気痛”)のリスクは下記のHPで地域ごとにわかりますので、ご参考にされてください!

https://weathernews.jp/pain/#google_vignette

 

気象病についてめんたいワイドのクルーが取材に来られました!

2024年06月28日