もうすぐ2月のこの時期から悩まされるのがスギ花粉症ですね。今年は、例年よりスギ花粉の飛散が非常に多いと予想されています。花粉の飛散量が多い年は、今まで発症しなかった方も急に発症する場合があり、今年は特に注意が必要です。当院でも、すでに花粉症の症状が出始めたという方も少しずつ増えてきました。花粉症には”コップの水理論”というのがあります。長い間かけて少しずつ花粉を浴び続け、花粉症の体質が進んできた人が、その許容量を超えてしまい、コップの水が溢れ出してしまうように花粉症の症状が出始めるというものです。今まで花粉症の症状はないと思ってきた方も、アレルギー検査で反応がある場合は、飛散量が非常に多い今年発症してしまうリスクが高まる可能性があります。また近年は、お子さんの花粉症も増えてきました。この時期の、目や肌のかゆみ、鼻水、鼻がムズムズするなどの症状が年々強まっている場合は、花粉症のサインかもしれません。当院では、少量の血液で行うアレルギー検査も行っており、当日結果を確認することができます。花粉症かもしれないと心配な方は、検査を受けてみることをおすすめします。
花粉症の方も、そうでない方も、なるべく花粉を吸わないということが一番大切です。マスク、メガネやゴーグル、花粉が付きにくいアウターなどで予防対策をしっかり取っていただきたいと思います。