2025年1月30日(木)RKB タダイマに院長が出演しました!

福岡での花粉の飛散開始は、2月上旬と予測されていますが、すでにくしゃみ、鼻水、目のかゆみ、肌のかゆみなどの症状を感じている方も多いと思います。当院でも、1月上旬から花粉症患者さんが来院されていて、やはり今年は例年よりもスギ花粉の飛散が早い印象を受けます。花粉の量と症状の強さは必ずしも比例するわけではなく、まだ飛散が少ない時期でも、強い症状に悩まされる方も多くいらっしゃいます。症状が強い方におすすめなのが、症状が出る前にアレルギーを抑える薬を飲み始める「初期療法」です。

花粉症は、体内に入った花粉が細胞に付着すると発信されるヒスタミンという信号によって、鼻水・鼻づまりが引き起こされている状態ですが、初期療法とは、症状が出る数週間前から、ヒスタミンを抑える薬を予防的に飲むことで、花粉が細胞の表面についても信号が出にくくなる、つまり花粉が飛んできても、花粉症の症状が起きにくくなるという治療です。症状が出てしまってからでは、薬の効果が弱くなったり、症状を抑えるためにより強い薬が必要になることもあるため、”症状が出る前から花粉の飛散が終わるまで”しっかりと服用するのがもっとも効果的です。

 

これから、本格的にスギやヒノキの花粉飛散が始まり、その後は黄砂やPM2.5の飛散の時期がやってきます。花粉症の方は、大気汚染物質にもアレルギー反応が出る方が多く、すべての反応が一緒に起きてしまうと、症状が非常に強くなってしまうので、要注意です。これから少しずつ暖かい日が増えてくると、寒暖差アレルギーの症状も出やすくなります。花粉症と寒暖差アレルギーの症状は目のかゆみがあるかどうかで判断できます。

それぞれに、しっかりと対策を取り、必要に応じて早めの治療を行うことで、これからの時期を乗り切りましょう。

 

 

 

 

 

2025年01月31日
診療時間
は2診体制で診療を行っています。
火曜日午後は、小児耳鼻咽喉科外来(菊池)・腫瘍外来(白土)です。
休診水曜午後・土曜午後・日曜・祝日
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