福岡では2月にもかかわらず最高気温が20℃を超える日があり、4月中旬並みの暖かさとなりました。2月14日は関東などで春一番も吹きました。この暖かさで花粉症の症状が出てきたという方も多いのではないでしょうか。福岡の去年秋の平均気温は平年に比べて1℃ほど高く、11月には29.3℃と11月の観測史上最高気温も記録。この秋の高温が原因で早く飛び始めたと見られています。
当院でも毎年1月下旬ごろから花粉症の患者様が診療に訪れますが、今シーズンは去年の12月下旬から患者様が増えています。さらにここ20年くらいで問題になっているのが、若年化です。日本耳鼻咽喉科学会によりますと、スギ花粉症患者の割合は10代から50代の幅広い年代で40%を超えていて、中でも10代は最も多く2人に1人が花粉症です。これから花粉の量はどんどん増えていきます。花粉の量が中くらいの時期から治療を開始すると薬の量や期間が変わるので、症状を感じたら、早めの受診をおすすめします。