今回は「寒暖差アレルギー」についてお話しさせていただきました。
今年の夏は長く異例の暑さでした。ようやく本来のこの時期らしい気温となってきましたが、朝の冷え込みが強まり、1日の寒暖差が大きい日が続いています。このようなときに注意しなければならないのが体調の変化です。くしゃみが止まらないなどの症状で秋特有のアレルギーなのではと思われて診察に訪れる患者さんが多くいます。しかし、診断結果は秋花粉ではなく、寒暖差アレルギーによるものでした。毎年季節の変わり目に多い寒暖差アレルギーですが、今年は少し遅い傾向にあります。それは季節外れの暑さが続き、先週末の冷え込み以降、患者さんが増えています。
寒暖差アレルギーは1日の寒暖差が大きくなると、くしゃみや鼻水などの症状が出やすいといわれています。原因としては、生活リズムの乱れ・自律神経の乱れが大きく関係していて、朝起きる時間と夜寝る時間を一定にする、3食決まった時間に取り体内時計を整えることがとても重要です。寒暖差アレルギーは風邪につながる恐れがあり、これからさらに冷え込むようになりますので、体調管理に気をつけましょう。