5月に入り少しづつ夏に向けて植物が準備を始めています!
福岡地方では5月末でひのき花粉飛散終息が見込まれますので、6月1日からすぎ・ひのきの舌下免疫療法を開始させていただきます。
今年はひのきが非常に症状が強い方が多く、すぎはそれほどでも無かったようです。マスク生活が少し花粉症を緩和する方向に作用していますが、油断は禁物です!花粉症は一度発症すると症状の波はありますが、完全に治る訳ではないのです。
舌下免疫療法は免疫寛容を実現できれば(必ずしも完治ではないものの)、長期にわたり花粉症の薬を用いなくと花粉症の症状が緩和され、その上有効率75%で大変患者さんにはご満足いただいています(25%の無効例は現在の医学では治療が難しい状態です)。
当院は舌下免疫治療認定施設として900例以上の治療経験があり、花粉症のほか、ダニアレルギーの様々なご相談に対応可能です。
6月1日から年末11月末頃までが今年度のすぎ舌下免疫療法の開始可能時期ですのでご相談ください。
初回のみ30分の院内待機が必須のため、観察時間の確保と安全のため平日14時から16時のご来院をお願いしていますが、2回目からは朝でも夕方でも土曜日でも診療時間内の来院ならいつでも継続可能です。
免疫療法は3年から5年という長期の通院になります。月1回の通院ができるだけスムーズに行くように、2回目以降の来院時間はネット予約(アイチケット)の5番前にお越しいただくようにお願いします。お待たせ時間は2回目からは非常に短くなることがほとんどです!
舌下免疫の詳細についてはおやあら新聞(バナーがあります)を是非ご覧ください!!
5月は知人の新規開業・新装開業のラッシュです!私も6年前の開院時のことを思い出します。
新緑が眩しい時期です。ゴールデンウィークは暦通りの診療となります。
4月30日土曜日と5月2日月曜日は特に待ち時間が長くなることが予想されますのでご了承のほどよろしくお願いいたします。
今年のクリニック横の桜の振り返りです!また来年楽しみにしています。
日中は暑いぐらいになってきましたが、同時に寒暖差が大きいことから体調を壊しやすい時期です。
恒例の九州大学医学部学生の臨床講義出張のため、4月27日は菊池先生の代診となります。患者さんにはご迷惑をおかけしますがよろしくお願いします。
クリニックの植物は季節を先取りして青々とした新芽が眩しい季節になりました!
桜の花の綺麗な期間は本当に短く、この前の雨でだいぶ散ってしましました。
さて今日は2020アレルギー性鼻炎ガイドラインでも標準治療となっている舌下免疫についてのお話です。このブログでもしばしば取り上げておりますが、今までは花粉症は症状を抑えることが主流となっていました。近年は
1)花粉の飛散前からの前投与(予防投与)
2)舌下免疫による体質改善
が主流になりつつあります。
1)は花粉の飛散前から投与開始することで、活性型と非活性型の花粉症受容体のバランスを前もって変えておき、いざ花粉の飛散が開始した時の花粉反応(シグナル伝達)をより起こりにくくする方法で、”予防投与”とも呼ばれています。
2)は4年程度舌下に花粉のエキスを持続投与することでアレルギー反応を”減感作”する方法で75%が有効です。
当施設は花粉症(すぎ・ひのき)とハウスダスト(だに)の舌下免疫療法治療認定施設で、1000例近くの全国的に見てもトッププラスの治療経験があります。
2022年4月からは院内でアレルギーIgE解析可能な精密分析装置(ドロップスクリーン)を導入しています!食物アレルギーなども一度に測定する装置で、高性能です。
少しずつ暖かくなってきましたね。花粉症は今年はマスクをきちんとしていただいているため、症状が軽い印象がありますがまだまだ重症の方もおられます。すぎはピークを越えましたがヒノキはこれからです。腸活とゾーニングに気をつけて花粉症を乗り越えましょう!今年度のすぎ舌下は6月ごろから新規開始予定です。
3月22日は連休明けのため、朝から菊池先生との2診体制です。小児難治性耳疾患外来は午前中から行いますので、よろしくお願いします。
春の足音はすぐそこまで来ています。当院横の桜並木も蕾膨らんできました!
オミクロン禍の世の中は本当に息が詰まりそうなことばかりで気も滅入りがちですが、花粉症の方には辛いシーズンです。
ここ数年”腸活”という言葉も浸透してきて、腸内環境の正常化が様々な免疫異常、アレルギー疾患に有効とされています。
花粉症は花粉抗原へのアレルギー反応で、免疫異常ですので腸内環境を整えることが重要です。
腸内には様々な細菌が住み着きコロニーを形成しています。その一つが乳酸菌などの”善玉菌”です。乳酸菌は非常に食生活やストレスの影響を受けやすく、口から取り入れる時は毎日少しずつでも食べるのが重要です!
しかし、乳酸菌を含む食品をいくら食べても最終的にアレルギー反応に関係する菌が不足するとアレルギー反応は抑える方向に向かいません。
免疫制御の要となる腸内細菌を”酪酸菌”(らくさんきん)といいます。
酪酸菌は免疫の要である”制御性T細胞”に働きアレルギーを抑える、ひいてはは免疫異常を改善する働きをすることが知られています。酪酸菌を増やすには乳酸菌を増やしたり、規則正しい生活や運動で自律神経を整える以外に、酪酸菌の”エサ”となる食事に気をつけることが重要です。
酪酸菌の”エサ”は食物繊維です。わかめ、めかぶなどの海藻類をはじめ、ごぼう、納豆、アボガドなどのほか、ライ麦、蕎麦などの穀物も有効です。
何れにせよ、食物のみで花粉症を治すことはできません。現在は舌下免疫などの免疫治療もありますので、ひどい花粉症でお悩みの方は当院までご相談ください。当院は全国有数の舌下免疫療法実施施設です!
今年はじめてうっすらと雪が積もりました!
毎日寒い日が続いています。急激に増加するオミクロン株感染に気持ちも萎縮しそうですが、こんな時こそ冷静さが必要と思います。コロナはいつも”正しく恐れる”ことが重要です。そのためには正しい情報が重要です。
オミクロン株は感染経路は従来株と同様、鼻と口から侵入することに変わりがないのですが、従来株と比較して肺より喉と鼻で増殖しやすいことが知られています。そのため、症状として肺炎より鼻症状(くしゃみ。鼻水)や、のどの痛み中心になり、より”風邪症状に近くなってきました。とはいえ、基礎疾患をお持ちの方や高齢の方は重症化の注意が必要です。
ある先生から聞いたのですが、今回のオミクロン株はコロナ感染を事故、感染の脅威を車のスピードとすると、スピードは落ちてはいるものの依然事故になれば影響は起こり得るため、ワクチン摂取と感染予防が重要ということには変わりないとのことでした。
では、感染予防にはどのようなことが重要なのでしょうか?
当院のホームページの”耳鼻科で扱う風邪”にも書きましたが、風邪はどんなに予防してもかかることがあるものです。予防するには”体の免疫力””病原体を侵入させない”ことしかありません。
つまり、ビタミンCや十分な睡眠、ストレス回避などの自己免疫を高めておくことと、病原体を寄せ付けない工夫が重要になります。
そこでお勧めするのが、”鼻うがい”です。
当院では院内では鼻洗浄を行なっていません。これは通院時に週1回やってもあまり効果がないばかりか、衛生管理が難しいことからです。そこで、お家で鼻洗浄をお勧めしています。
用意するのは人肌の36度程度に温めたぬるま湯と食塩のみです!食塩は1リットルの水に9グラム(0.9%)になるようにするのがコツです。これは”生理的食塩水”といって医療現場でも日常用いられている点滴の濃度で、体にもっとも優しい成分だからです。
あとは温度は熱すぎず、冷たすぎずが重要です!
これを片側の鼻から吸い、反対の鼻か、慣れてくれば口から吐き出すだけの超簡単方法です!
1日2回をめどに鼻洗浄をすることで、粘膜に付着したウィルスを洗い流す他に、粘膜を強くするメリットもあります!(花粉症にも有効ですよ!!)
もちろん、100%の効果が期待できるものではありませんが、正しく対策をとり、正しく恐れてコロナ禍をなんとか乗り越えていければと思います。
院内入り口にはフットポンプ式の消毒液を常設していますので、ご利用ください!!
クリニック隣の那珂川で河川整備が進んでいます!!
本当に静かに今年も始まりました!コロナ第6波の気配もあり落ち着きませんが、私に与えられた使命を果たすため今年も引き続き来院いただく皆さまのために少しでもお役に立てるように頑張ります!
当院は平成28年に開院し、令和4年は7年目を迎えています。
当院の特徴としては、高性能内視鏡とエコーによる頭頸部がん・首のしこりの早期診断、専門医師による小児難治性中耳炎の治療と耳用専用内視鏡による定期フォロー、CTを用いた好酸球性副鼻腔炎の診断と治療、800例を超えるアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法、逆流性食道炎などによる咽喉頭異常感症と長引くせきの原因精査、いびきの診断とCPAP治療、平衡検査機器によるめまいの原因精査、難治性咽頭潰瘍などの口腔咽頭疾患精査など、最新機器と高度な技術で地域医療に少しでも貢献したいと思います。
新型コロナ感染症に対しても、換気・消毒などの徹底した感染対策と新設した隔離室による空間的・時間的動線の分離を行い、”安心・安全な医療”を提供できるように尽力していきます。まだまだ、すべての患者さんにご満足していただいているわけではないのは承知していますので、ご不満を少しでも解消できるように頑張っていきますので今年もよろしくお願いします!
おやこあらシール増殖中です!
睡眠時無呼吸症候群による合併症リスクの中には、今まで心筋梗塞などの心疾患が有名でしたが、最新の論文で”睡眠時無呼吸による低酸素血症によりコロナ感染時の重症化リスクの上昇が生じる可能性がある”という論文が国際誌で発表されました。
JAMA Network Open誌電子版(2021年11月10日発行)
そこでは、アメリカでコロナ感染を経験した患者さんの中で、睡眠時無呼吸の有無が重症度と関係あるかの検討がなされています
その結果、睡眠時無呼吸指数(AHI)が15以上の患者さんは感染リスク(感染のしやすさ)には差がないものの、コロナ感染時治療経過における重症化に相関があるという結果でした。
日頃から睡眠には注意が必要ですが、特にいびきなどで無呼吸がひどいときはコロナはじめとした呼吸器感染症の重症化にも影響する可能性があります!睡眠時無呼吸の検査は保険診療でお家で簡単にできますので、病院にご相談ください!
おうちでモニターを装着して寝ていただくだけの簡易検査もあります。
(出典:TEIJIN)
寒い日が続いております。本日は院長講演会で講演のため、申し訳ありませんがアイチケット・窓口共に午前11時45分で受付終了とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。