毎日寒い日が続いています。急激に増加するオミクロン株感染に気持ちも萎縮しそうですが、こんな時こそ冷静さが必要と思います。コロナはいつも”正しく恐れる”ことが重要です。そのためには正しい情報が重要です。
オミクロン株は感染経路は従来株と同様、鼻と口から侵入することに変わりがないのですが、従来株と比較して肺より喉と鼻で増殖しやすいことが知られています。そのため、症状として肺炎より鼻症状(くしゃみ。鼻水)や、のどの痛み中心になり、より”風邪症状に近くなってきました。とはいえ、基礎疾患をお持ちの方や高齢の方は重症化の注意が必要です。
ある先生から聞いたのですが、今回のオミクロン株はコロナ感染を事故、感染の脅威を車のスピードとすると、スピードは落ちてはいるものの依然事故になれば影響は起こり得るため、ワクチン摂取と感染予防が重要ということには変わりないとのことでした。
では、感染予防にはどのようなことが重要なのでしょうか?
当院のホームページの”耳鼻科で扱う風邪”にも書きましたが、風邪はどんなに予防してもかかることがあるものです。予防するには”体の免疫力””病原体を侵入させない”ことしかありません。
つまり、ビタミンCや十分な睡眠、ストレス回避などの自己免疫を高めておくことと、病原体を寄せ付けない工夫が重要になります。
そこでお勧めするのが、”鼻うがい”です。
当院では院内では鼻洗浄を行なっていません。これは通院時に週1回やってもあまり効果がないばかりか、衛生管理が難しいことからです。そこで、お家で鼻洗浄をお勧めしています。
用意するのは人肌の36度程度に温めたぬるま湯と食塩のみです!食塩は1リットルの水に9グラム(0.9%)になるようにするのがコツです。これは”生理的食塩水”といって医療現場でも日常用いられている点滴の濃度で、体にもっとも優しい成分だからです。
あとは温度は熱すぎず、冷たすぎずが重要です!
これを片側の鼻から吸い、反対の鼻か、慣れてくれば口から吐き出すだけの超簡単方法です!
1日2回をめどに鼻洗浄をすることで、粘膜に付着したウィルスを洗い流す他に、粘膜を強くするメリットもあります!(花粉症にも有効ですよ!!)
もちろん、100%の効果が期待できるものではありませんが、正しく対策をとり、正しく恐れてコロナ禍をなんとか乗り越えていければと思います。
院内入り口にはフットポンプ式の消毒液を常設していますので、ご利用ください!!
クリニック隣の那珂川で河川整備が進んでいます!!
本当に静かに今年も始まりました!コロナ第6波の気配もあり落ち着きませんが、私に与えられた使命を果たすため今年も引き続き来院いただく皆さまのために少しでもお役に立てるように頑張ります!
当院は平成28年に開院し、令和4年は7年目を迎えています。
当院の特徴としては、高性能内視鏡とエコーによる頭頸部がん・首のしこりの早期診断、専門医師による小児難治性中耳炎の治療と耳用専用内視鏡による定期フォロー、CTを用いた好酸球性副鼻腔炎の診断と治療、800例を超えるアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法、逆流性食道炎などによる咽喉頭異常感症と長引くせきの原因精査、いびきの診断とCPAP治療、平衡検査機器によるめまいの原因精査、難治性咽頭潰瘍などの口腔咽頭疾患精査など、最新機器と高度な技術で地域医療に少しでも貢献したいと思います。
新型コロナ感染症に対しても、換気・消毒などの徹底した感染対策と新設した隔離室による空間的・時間的動線の分離を行い、”安心・安全な医療”を提供できるように尽力していきます。まだまだ、すべての患者さんにご満足していただいているわけではないのは承知していますので、ご不満を少しでも解消できるように頑張っていきますので今年もよろしくお願いします!
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