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患者さんへお願いとお知らせ(電話での病状説明について)

コロナ禍で来院も大変なのに、当院を選んでご受診いただきありがとうございます。遠方からの患者さんは説明が足りなくて、再度お聞きになりたい内容に帰ってから気がついて、確認のお電話をいただくこともあります。そこで、一つお願いです。十分とは言えないかもしれませんが、当院ではできるだけ、受診した方に直接対面の上、病状を説明するように心がけています。当然、聞き足りないとか、心配でご家族も病状を聞きたいということもあるかと思います。病状状況次第では電話でも説明できる場合もありますが、基本電話での病状説明はお断りさせていただきたいと思います。

電話では画像やデータをお見せできないばかりではなく、内容が不明瞭・不十分となり重要な情報がきちんと伝えられないと考えているからです。特に腫瘍などの命に関わる病態に関しては重要です!

 

お手数ですが、ご家族も聞きたいなどの追加説明ご希望の患者さんは、電話ではなく、必ずご来院の上ご説明させていただければと思っておりますので、ご承知のほどよろしくお願いします。

 

2021年08月27日
聴覚情報処理障害(APD)とは?

”聞こえているのに聞こえない”のが、聴覚情報処理障害(APD)の特徴です。

この疾患概念は比較的新しく、耳鼻科医の間でも十分な認知がされているとは言い難い厄介な病気です。

特徴は、耳鼻咽喉科的聴力検査(標準純音聴力検査・語音聴力検査)で明らかな異常を認めないにも関わらず、脳における言語の情報処理がうまくいかないため、騒音下や歪みのある言葉が聞き取りにくい状態で、社会生活に支障をきたす状態です。重要なのはいわゆる注意欠陥・多動障害(ADHD)や他の発達障害を除外した上で診断がつくことです。ADHDは心療内科や精神科での診断となりますので、その上で聴力に本当に障害がなければ診断確定となります。なお、”本当に聞こえている”ことの証明は”客観的聴力検査”が必要ですが、通常は純音聴力検査で十分です。

予備問診としてはフィッシャーのチェックリストで判定します。

 

なお、有効な治療はないため、以下の対策をとることになります。

1)環境調整

職場や家庭内での聴覚情報を補助するため、できるだけ1対1の会話を行う、騒音がひどい時には”ノイズキャンセル機能”をもった補助装置を利用する、文字情報を併用する。口元を見せてもらって会話する、などです。

2)訓練による聴覚情報処理強化

特定の訓練を言語聴覚医学的に行う

3)代償的手段の確立

聴覚以外の手段を補助的に用いる方法

 

何れにしても、なかなか一朝一夕には良くなることが難しく、診断がついたら周囲の協力で職務を補助することが基本となります。

 

2021年08月22日
お盆の診療体制について

本当に暑い日が続いています。オリンピックもあと少しですが、日本勢の健闘が目立ちますね!

お盆の診療体制ですが、暦通りとなります。ご迷惑おかけしますがよろしくお願い申し上げます。

暦通りで、13日から15日がお盆休みとなります。

 

   

 

 

クリニックのブランディングについて、講師を招いて夏の勉強会が開催されました。活発な討議でどのように患者さんの気持ちに寄り添えるのかクルーみんなで考えることができました!

 

2021年08月06日
(重要)火曜日の小児耳鼻科外来(菊池先生)について

菊池先生は鎖骨骨折のため8月末まで療養することになりましたので、しばらくの間火曜日午後の菊池先生専門外来はお休みとさせていただきます。菊池先生担当の小児難治性耳疾患の患者さんは、院長が担当させていただきます。

ただし、九大からの園田先生らによる火曜日午後2診体制は継続します。

菊池先生担当の患者さんには大変ご迷惑をおかけしますが、ご了承のほどよろしくお願い申し上げます。

再開は約1ヶ月後の見込みとのことですので、決まりましたらまたHP上でもご連絡します。

 

暑い夏、コロナ第5波も心配ですが、みんなで乗り越えていきましょう!

 

2021年07月24日
本日7月24日土曜日通常診療です!

4連休中ですが、本日7月24日は祝日ではありませんので土曜日の通常時間で診療させていただきます。

混雑が予想されますので、再来の方はアイチケットをご活用のほどよろしくお願い申し上げます。なお、土曜日は2診制のため10番前にご来院いただけますようよろしくご案内いたします。

 

いつもたくさんのお声いただきありがとうございます!職員みんなの励みになります!

 

2021年07月24日
7月19日の週の診療日(オリンピック関連)

梅雨前線が停滞し、雨が多くなり非常に蒸し暑い時期ですね。この時期は意外と熱中症が多発しますので油断せずに水分摂取などの体調管理を心がけましょう!さて、東京オリパラ関係で祝日が変更になり、7月19日の週の診療体制が変わっています。基本的には、暦通りですが、古いカレンダーには19日月曜が休みで22日23日が平日となっていますのでご注意ください!!

当院は暦通り、19日は通常診療、22日(木曜日)、23日(金曜日)は休日休診ですので、ご理解のほどお願いします。なお、24日土曜日は通常通り診療いたしますが、混み合うことが予想されますのでご注意お願いします。

 

院内の飾りを七夕バージョンに変更しています!

2021年07月07日
おやこあら新聞第7号最新号発刊!!(”とにかく気になる喉の不調”)

いつも、患者さんに役立つ医療情報をとの思いから、専属のスタッフによる編集会議でおやこあら新聞を発刊しています。発刊後多くの患者さんに”役にたつ””わかりやすい”とお褒めの言葉をいただいております!病気の説明にも使っておりますが、今回は”とにかく気になる喉の不調”ということで、最新号を発刊しました。院内で無料配布してますので、是非クルーまでお声かけください!

また、HP内にある、おやこあら新聞のバナーからも閲覧できますので、是非のどの詰まりで気になる方はご一読ください。

 

 

おやこあら新聞

 

2021年07月04日
6月16日本日臨時休診のお知らせ

本日は以前から掲示、HPでお伝えしておりますように、臨時休診させていただきます。

職員のコロナワクチン接種のため大変ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。

2021年06月16日
2021年6月1日より、すぎ・ハウスダスト舌下免疫療法(新規開始分)を再開します!

今年はすぎ・ひのきともに去年より飛散量が多く平年並みの症状が出た方が多かったようです。特に2月末には非常に混み合う日があり、ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。

 

さて、今年度のすぎ・ひのきの舌下免疫療法(シダキュア)とすぎ合併のハウスダスト(ミティキュア)舌下初回治療を6月1日に開始します!

採血ですぎの感作(アレルギー反応)をお持ちの方には、すぎ・ひのき飛散後の開始が望ましいため、5月末までは安全のため開始できませんでした。なお開始初日は十分な説明と、院内観察(約30分)が必要なため、平日の午後2時から4時までの来院をお願いしています(2回目からは土曜日でも、夕方朝でも再来可能です!)長期にわたる治療のため、待ち時間が短くなる工夫をしていますので、受付までお問い合わせくださいね!安心して治療を継続していただいています。

近年の研究で特にアレルギーマーチが予測される10歳以下のお子さんと、将来妊娠可能性のある若い女性の舌下免疫療法が推奨されています。また、すぎ・ハウスダスト(ダニ)療法の舌下免疫療法(”ダブル免疫療法”)も推奨されています。

 

舌下免疫療法は従来の薬物療法と全くコンセプトが異なり、根本的に体質を改善する可能性がある数少ない治療の一つです。そのため2020年改定の鼻アレルギー診療ガイドラインでも、従来の薬物療法、内視鏡手術療法と並んでアレルギー性鼻炎治療の3本柱のひとつになっています!

 

当院は舌下免疫療法認定施設として、福岡県でも有数の症例数のクリニックです。(2021.5現在、終了した方も含めて約700例)患者さんの数が多いということは、有効性や副作用に関してもより情報量が多いということでもあり、安心して治療していただいています。

 

まず、現段階での有効性です。現在までのデータですが、抗アレルギー薬の減量や中止を基準に著効、有効、やや有効、無効の4つに分類すると、”やや有効”以上が81.7%と従来の報告よりやや高い印象があります。当院での舌下免疫療法は看護師からの概要説明のみならず、直接医師から有効性、注意点、副作用などが説明され、十分な治療コンセプトの理解の後に開始していますので、途中の患者さん都合による中断(ドロップアウト)が非常に少ないのが特徴です(継続96.5%)。副作用は、逆に思っていたよりはるかに少ない印象で、中止した中止理由は皮疹、喘息発作、呼吸困難感、頭痛、全身のかゆみ、下痢、倦怠感などでしたが、700人中数人のみでした。最近は投与方法に工夫が生まれており、副作用が強い方には”吐き出し法”といって舌下に置いたものを吐き出すことで副作用が軽減し、通常容量で継続できるようになってきました。注意点は、喘息やアトピー皮膚炎を合併している患者さんへの投与ですが、呼吸器内科、小児科、皮膚科の先生との連携で特に問題なく継続できている患者さんがほとんどです!

関係する先生方にお世話になり、本当に感謝申し上げます。この場を借りてお礼申しあげます。

 

ダニ舌下免疫については抗原量が10000単位とスギ舌下免疫より多いため、やや副作用に注意が必要ですが、逆に近年、アトピー性皮膚炎や喘息の根治治療としての可能性も指摘されており、当院からの臨床データーも解析中です!

近年、好酸球性副鼻腔炎との関与も解析中で今後の最終データが待ち遠しいです。

 

おこさまにも安心してできる舌下免疫治療、ご相談お待ちしております!

当院に小さい頃から通ってくれている男の子も、5歳になり舌下免疫開始になりました!長い治療になりますが、頑張って続けてくださいね!!

なお今年度分は11月末ごろ”開始受付”を終了する予定です。

 

 

2021年05月30日
本日受付時間変更のお知らせ(本日午前のみです!)

本日は所用により午前のみ受付時間変更させていただきますので、ご注意をお願いします。午前は11時半アイチケット(ネット)受付終了、11時45分窓口受付終了です。午後は通常通り午後1時50分から受付開始いたしますので、お昼頃お越しをお考えの方は午後に変更をご検討くださいますようよろしくお願い申し上げます。

 

2021年05月25日