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インフルエンザワクチン(皮下注射・点鼻)予約開始のお知らせ!【点鼻は予約終了しました!】

朝夕涼しくなってきましたが、まだまだ秋が遠い毎日です。

さて、今年も例年通りインフルエンザワクチンを開始します。今年はインフルエンザの流行が早いことを見越して10月1日から開始です。

予約は9月22日からお電話と受付窓口でお受けしています。数が限られていますのでお早めに予約をお願いします。希望の方が非常に多く10月末でフルミスト予約は終了しました。皮下注射は予約受付中です。

基本土曜日以外の平日に時間指定で接種いたします。お時間ちょうどにお越しの上、受付で予約していることを必ずお伝えください。

皮下注射は12歳以下は2回接種が必要ですが、点鼻(フルミスト)は1回で1年有効です。2歳から18歳まで接種できます。(18歳未満のお子さんは母子手帳を持参ください。)

料金は皮下不活化ワクチンは1回3500円(2回の方は7000円)、点鼻(フルミスト)は8000円です。

点鼻の特徴は接種終了後2週間から約1年効果が持続すること、特に2歳から5歳で効果が高いことです。痛みが無いことと、受験生などでは効果が長いことから是非ご検討いただければと思います。(ゼラチンアレルギーの方はできません)弱毒生ワクチンといって、毒性を弱めたウィルスの感染により免疫を誘導しますので、接種後2週間は抗原検査陽性となります。またこの期間の抗ウィルス薬は控えてください。

 

詳しくはクリニックにお電話でお聞きください!(高齢者は福岡市の助成制度があります!

夏の間に伸び切った植物剪定をお願いしました!秋のハローウィン装飾始まっています。

なお当院ではコロナワクチンは行なっていませんのでご了承ください!

 

2024年10月25日
【2025】今年度新規すぎ舌下免疫療法5月26日解禁します!

舌下免疫療法とは10年ほど前から保険適応となった、アレルギー体質改善の画期的な治療法です。現在すぎ・ひのき用とダニ・ハウスダスト用の2種類が保健適応となっています。3年から5年という長期治療が必要ですが、完全寛解を含めた有効率はすぎで80%以上、ひのきでも60%程度です。当院は舌下免疫療法指定施設で全国有数の症例数(1900例)経験があります。

4月25日現在すぎ花粉飛散はほぼ終了し、ひのき花粉量も少量です。アナフィラキシーなどのアレルギー反応を回避するため、ひのき飛散終了次第2025今年度すぎ舌下免疫療法開始します。

 

当院では5月26日から今年度の舌下免疫を開始します。 (さらに…)

2024年10月25日
九州大学医学部学生講義のため菊池先生の代診となります(4/16)

今年は花粉飛散量が非常に多いため、例年以上に症状が強い方が多い印象です。花粉症には基本的に初期療法(予防投与)といって花粉飛散の数週間前から抗アレルギー薬を予防的に飲んでおくのが効果的ですが、根本的治療はなんといっても舌下免疫療法です!4年程度の長い治療期間が必要ですが、今年のような強い花粉症の年には症状がほとんど出ずに”舌下をしていてよかった!”と満足度が非常に高い方が多いので今年からでも開始するのを勧めています。

花粉飛散が終わった6月ごろから開始することができますので、費用やシステムなどスタッフまで気軽にお問い合わせください。

臨床教授として恒例の九大医学部学生講義のお仕事のため、4月16日水曜日は菊池先生の代診となりますので宜しくお願いします。

当院は丁度9年前の開業直前に餅まきをしましたが、この5月に開業する後輩の小児科の先生の棟上げ式に参加させていただきました。当時を思い出し胸が熱くなりました。

2024年10月23日
院内研修による受付時間変更のお知らせ(8/19火曜日)

8月19日は院内研修のため、インターネット、窓口受付ともに16時までとさせていただきますのでご了承のほどよろしくお願いします。

暑い夏はカレーが美味しいですね!大橋駅近くの”かぼちゃ屋”さんのスパイシースパイシーは夏の暑さも吹き飛ばしてくれる爽快な辛さです!

2024年10月14日
【重要】4/5土曜日臨時休診させていただきます

桜が満開に近づいてきました!長い冬もようやく終わりですね。

大変申し訳ありませんが、院長所用のため4/5土曜日を終日休診とさせていただきます。

ご迷惑おかけしますが、別日でのご受診をご検討いただきますように宜しくお願いします。

桜並木今年も綺麗ですので、ご来院の際にはぜひご覧ください!

2024年10月13日
つらい花粉症の症状緩和には飛散前からの予防投与が有効です!

寒い日が続いています。A型インフルエンザもピーク越えの兆候ですが、2月にはすぎ花粉症が始まります。

今年も北部九州は2月上旬飛散開始予測ですが、例年より多い見込みです。

つらい花粉症の症状を少しでも緩和するためには花粉に触れないという基本対策に加えて、花粉の症状を起こしにくくする”初期療法”が有効です。いわゆる予防投与と言って花粉飛散数週間前から抗ヒスタミン薬を内服する方法で、インバースアゴニスト効果という特徴を利用します。

花粉の飛散前に”花粉を感じる細胞装置(レセプター)を花粉に反応しにくくする方法”で福岡では1月に入って予防的にお薬を内服していると花粉症状が出にくいというものです。

最近は点鼻薬に加えて、一日1回瞼まぶたに塗ればきく新しい目薬も出ており早め早めの対策をご検討ください!

 

まだ花粉飛散の報告はありませんが少量の花粉が一月に入って反応している方もあり、毎年症状が強い方は1日でも早い予防投与を開始してください!根本的な治療である舌下免疫療法のコラムもご覧くださいね!

 

先日ひよこの形をした面白い車を見かけました!

2024年10月13日
耳下腺腫瘍の診断と治療について(首のしこり)

当院に遠方からセカンドオピニオンで来られる患者さんでもっとも多いのが、首のしこり、頭頸部腫瘍の患者さんです。

中でも耳下腺腫瘍(おたふく風邪で晴れる耳の下にある耳下腺にできる腫瘍)の治療方針に関するご相談が多いのが特徴です。

私は約25年に渡り九州大学・九州医療センター・浜の町病院などで頭頸部癌の診断と治療にあたってきましたが、中でも特に耳下腺腫瘍・耳下腺癌の外科的治療に従事し、かつ耳下腺腫瘍診断の核心とも言える腫瘍病理診断を専門にしておりました。

耳下腺腫瘍は次の3点で治療が難しいとされています。

1)病理診断が複雑であること(現在2005年WHO診断基準で良性10種類、悪性23種類、悪性度のグレード分類があること)

悪性でも悪性度に差があり、低悪性度、中悪性度、高悪性度に分類され同じ癌でも治療方針(後治療として放射線治療や抗がん剤の必要性、顔面神経温存やリンパ節郭清手術の必要性)が異なる非常にバリエーションが多いのが特徴です!

2)希少性から治療方針の施設間の差があること(治療方針がまちまちであること)、症例数がハイボリュームセンター(たくさん治療をしている施設)でも悪性症例は多くて年間数十例程度であること。

3)顔面神経が耳下腺内を網目のように走行し、手術が顔面神経麻痺のリスクに常にさらされていること

 

では、治療方針を決定する上で重要なのはどのような点でしょうか?

一口で言えば”正確な悪性度判定による手術の必要性と緊急性評価”です。

上の述べたように耳下腺腫瘍は悪性でも治療方針決定で悪性度が問題となります。例えば顔面神経を切断するかどうか、腫瘍のスピードが速いため早く治療した方がいいか?

組織学的悪性度と病理組織診断は最終的には摘出標本で決定するしかありません。術前により正確な診断に近づくためにはエコー検査のみでは不十分で、細胞診と造影MRIが必要です。加えて手術中に組織診断を追加する術中迅速組織診の有用性が指摘されています。

いずれにせよ、専門性が非常に高いため経験豊富な医師に相談することが大切です!

当院は白土院長が火曜日午後頭頸部腫瘍専門外来を行なっていますので、ご相談ください!

2024年10月12日
治りの悪い口内炎には要注意!

口内炎は最も日常的に接する病気で、いろいろな原因で発症します。口腔不衛生や虫歯の他に、亜鉛不足やドライマウスでも起こり得ます。

一般的に口内炎は1週間ほどで治るのが普通ですが、栄養状態が悪い場合や亜鉛不足、貧血、ビタミンB群の不足などで長引く場合もあります。

注意すべきは悪性腫瘍です。深い潰瘍を伴うことが多く、触ると痛みや硬結(硬さ)を感じます。

舌の場合は先端や表面にできるより、側面の歯にあたる部分に発生する場合が多いです。

自己免疫疾患(膠原病の仲間)でも治りの悪い口内炎・舌炎が生じることがあり、1週間しても治る感じがしない口内炎は是非病院で調べてもらってください。当院は頭頸部がん専門医が丁寧に診察させていただきますので、心配事は相談されてください!

 

2024年10月12日
急に聞こえが悪くなったら〜突発性難聴〜高気圧酸素療法とは?

”ある日突然耳が詰まった感じがして、聞こえなくなった。耳鳴りもする。”

 

突発性難聴の典型的な症状です。突発性難聴は突然、急に起こる原因不明の難聴で、半数の人は難聴と共にめまい症状も伴います。

年間3~4万人が発症すると言われており、有名なアーティストも罹患したことがあるため、病名を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?突発性難聴では 、耳の奥( 内耳 )の音を感じる神経細胞が障害されている場合が多く鼓膜や中耳には異常がありません。

治療はステロイド内服治療が中心になりますが、治りの悪い場合や高度難聴で高容量のステロイドの点滴や高気圧酸素療法の適応となる場合があります。

 

高気圧酸素療法とは、2気圧の酸素カプセルに90分入る治療で主に内耳循環改善を期待するものです。

当院には設備がありませんので、紹介することになります。(設備は徳洲会福岡総合病院、福岡記念病院、八木病院にあります)

1日1万円以上かかり、約10回行うこともありますので、高額になりますが高額医療費制度を利用できる場合があります。

発症後早期に開始すべきだとされており、暫くたった症例には適応ありません。

中耳炎を起こすこともあり、耳鼻科医の管理下に行うことが望ましいとされています。

当院では高度難聴に関してはできることなら行った方が良いというスタンスです。

 

効果に関しては我々のグループで以前通常治療と比較検討したところ、

1)低音域の聴力上昇 については 高気圧酸素治療 群で有意に良好な結果であった。

2)めまい合併例や高齢者では各群間に有意差はなかった。

3)治療開始時期については発症から4 日以降に治療を開始した症例に関しては高気圧酸素療法群で有意な改善を認めた。

というデータでした。興味ある方は我々の論文をご覧ください。

 

 

 

2024年10月11日
【在庫あり土曜日以外すぐ開始できます!事前予約不要:当院2000例以上全国有数の症例数】お子さん・大人のすぎ舌下免疫療法開始について(初回のみ月ー金11時までまたは月・火・木・金14時ー16時。11月末まで開始可)

秋になっても暑い日が続いています。現在今年度分のすぎ・ダニ舌下免疫療法の受付を(初回のみ月から金曜日午前11時まで及び月・火・木・金14時ー16時。予約不要!)開始しています。11月末までの開始となりますのでお急ぎください。

去年と違い現在十分量のスタートキットを準備できており、今年はすぎ舌下免疫療法の開始は事前予約の必要ありません!

初回のみ院内待機を含め約1時間を目安にお時間をください。2年以内に行ったアレルギー検査陽性の結果が必要です。当院でも検査可能です!(ドロップスクリーンという指一滴のアレルギーチェックでお子さんも可能です)

迷っていたすぎ舌下免疫を思い切って今年から始めてみませんか?一度はじめてみれば意外と続くものです。

今年の春は10年に一度の大量飛散でしたが、大量飛散の翌年は症状が強くでることが懸念されます。

初回治療の詳細はお越しになってお話ししますが、特にお子さんは夏休みの間に初回投与をお勧めします。

2回目からは夕方でも土曜日でも来院時間の制限なくいつでもお越しいただいて構いませんし診察の時間もとりません。

中学生以上はお一人で来院されても大丈夫ですが、初回のみ未成年(19歳以下)は保護書同伴でお願いします。また、アレルギー検査(ドロップスクリーン)は混雑時には当日結果が出ないことがありますので、2年以内のアレルギー結果をご持参いただけない時は、1回目開始は後日となる可能性がありますのでご注意ください!

舌下免疫療法は免疫細胞の調整を行うことで体質を改善させ、約80%に有効な画期的な治療ですが、3年から5年毎月の通院が必要となります。

ご両親の監視下にあるお子さんのうちの開始は、他の新しいアレルギー発症予防や受験などのライフワークに合わせて効果を期待できることから、耳鼻咽喉科学会的にも推奨されています。さらに福岡市は18歳まで医療費の軽減措置もありぜひご検討ください!

当院は現在まで2050例の実績がある全国有数の施設です。そのためさまざまなご相談に乗れますのでなんでもご相談ください!

 

夏の京都は猛暑でした。

当院は全国組織研究組織のAMED関連施設です。2025年春スギ舌下免疫療法の成果が国際論文に掲載されました。

当院院長も共著者です。

2024年10月10日