もうすぐ2月のこの時期から悩まされるのがスギ花粉症ですね。今年は、例年よりスギ花粉の飛散が非常に多いと予想されています。花粉の飛散量が多い年は、今まで発症しなかった方も急に発症する場合があり、今年は特に注意が必要です。当院でも、すでに花粉症の症状が出始めたという方も少しずつ増えてきました。花粉症には”コップの水理論”というのがあります。長い間かけて少しずつ花粉を浴び続け、花粉症の体質が進んできた人が、その許容量を超えてしまい、コップの水が溢れ出してしまうように花粉症の症状が出始めるというものです。今まで花粉症の症状はないと思ってきた方も、アレルギー検査で反応がある場合は、飛散量が非常に多い今年発症してしまうリスクが高まる可能性があります。また近年は、お子さんの花粉症も増えてきました。この時期の、目や肌のかゆみ、鼻水、鼻がムズムズするなどの症状が年々強まっている場合は、花粉症のサインかもしれません。当院では、少量の血液で行うアレルギー検査も行っており、当日結果を確認することができます。花粉症かもしれないと心配な方は、検査を受けてみることをおすすめします。
花粉症の方も、そうでない方も、なるべく花粉を吸わないということが一番大切です。マスク、メガネやゴーグル、花粉が付きにくいアウターなどで予防対策をしっかり取っていただきたいと思います。




健康保険証の新規発行停止が、12月2日に迫ってきています。マイナ保険証の利用には、賛否両論ありますが、医療機関としてはさまざまなメリットもあります。当院では、2023年10月からマイナ保険証の運用を開始して、診療を行ってきました。今までは、過去のお薬情報や診療情報などの医療情報は断片的にしか得られず、他院からの情報も得ることはできませんでしたが、マイナ保険証で受診していただくと、患者さんの受診歴や診断内容、服薬歴を確認しながら、診察を行うことができます。これにより、正確で質の高い診療を提供することができるので、患者さんにとってもより良い医療を受けられる仕組みとなっています。現行の保険証も、2025年12月1日まではご利用いただけますが、マイナ保険証をお持ちの方は、ご利用にご協力をお願いいたします。




前記事と同じく、今回も寒暖差アレルギーについてのお話をさせていただきました。寒暖差アレルギーは1日の寒暖差が大きくなると、くしゃみや鼻水などの症状が出やすいといわれています。症状がひどい場合には、受診していただきご相談いただければと思います。
今回は「寒暖差アレルギー」についてお話しさせていただきました。
今年の夏は長く異例の暑さでした。ようやく本来のこの時期らしい気温となってきましたが、朝の冷え込みが強まり、1日の寒暖差が大きい日が続いています。このようなときに注意しなければならないのが体調の変化です。くしゃみが止まらないなどの症状で秋特有のアレルギーなのではと思われて診察に訪れる患者さんが多くいます。しかし、診断結果は秋花粉ではなく、寒暖差アレルギーによるものでした。毎年季節の変わり目に多い寒暖差アレルギーですが、今年は少し遅い傾向にあります。それは季節外れの暑さが続き、先週末の冷え込み以降、患者さんが増えています。
寒暖差アレルギーは1日の寒暖差が大きくなると、くしゃみや鼻水などの症状が出やすいといわれています。原因としては、生活リズムの乱れ・自律神経の乱れが大きく関係していて、朝起きる時間と夜寝る時間を一定にする、3食決まった時間に取り体内時計を整えることがとても重要です。寒暖差アレルギーは風邪につながる恐れがあり、これからさらに冷え込むようになりますので、体調管理に気をつけましょう。


前記事と同じく、夏と秋のダブル花粉についてのお話をさせていただきました。夏花粉にもアレルギーが出る方にとっては、猛暑の中辛い症状が出ると思います。対策としては、春花粉と同じく、外から帰ったら花粉を払って入る、空気清浄機を利用するなどを心がけていただき、症状が辛い方はいつでもご相談ください。
暑い日が続き、まだまだ秋には程遠い気候ですが、今週くらいから秋花粉の症状に悩まされている患者さんが当院でも少しずつ増えてきています。中には、夏の花粉のイネアレルギーの方で、ダブルで症状が出てご来院される方もいらっしゃいます。
症状としては、くしゃみ、鼻水、目のかゆみなど基本的には春の花粉症と同じ症状で、原因となる植物は、主にヨモギやブタクサです。ブタクサ花粉は粒子がとても小さいため、気管や肺まで入り込み、咳の症状がひどく出る方も多いです。対策としても、春の花粉症と基本的に同じで、外から帰ったら花粉を払って入る、空気清浄機を利用するなどの対策を取っていただくと良いです。秋の花粉は、飛散範囲が狭いので、アレルゲンの植物には近づかないようにすることも、症状をひどくしないために大切です。夏と秋のダブル花粉でなかなか症状が改善されない方、我慢せず当院へご相談ください。




前記事と同じく、今回も気象病についてのお話をさせていただきました。まだまだ梅雨入りしたばかりで、不安定な天気が続くこの時期を、規則正しい生活とストレスケアで乗り切りましょう。症状がひどい場合には、受診していただきご相談いただければと思います。
福岡でも梅雨入りし、不安定な天気の日も増えてきました。じめじめとした曇りの日や急に気温が下がった日などに、体の不調を訴えて受診される患者さんが増えています。そういった気象の変化に伴う不調は、いわゆる「気象病」と言われています。梅雨の時期は、気圧や気温・湿度の急激な変化が起きやすいため、頭痛やめまい、耳鳴りなどの気象病に悩まされている方も多いと思います。気象病は、自律神経の乱れと深い関係があるので、普段から自律神経を整えることを意識していただくことが大切です。さまざまな不調に言えることですが、バランスの良い食事、しっかりとした水分補給、良質な睡眠という規則正しい生活が、気象病の予防につながります。体のSOSを感じたら、無理せずしっかり休む時間を確保してくださいね。



福岡では2月にもかかわらず最高気温が20℃を超える日があり、4月中旬並みの暖かさとなりました。2月14日は関東などで春一番も吹きました。この暖かさで花粉症の症状が出てきたという方も多いのではないでしょうか。福岡の去年秋の平均気温は平年に比べて1℃ほど高く、11月には29.3℃と11月の観測史上最高気温も記録。この秋の高温が原因で早く飛び始めたと見られています。
当院でも毎年1月下旬ごろから花粉症の患者様が診療に訪れますが、今シーズンは去年の12月下旬から患者様が増えています。さらにここ20年くらいで問題になっているのが、若年化です。日本耳鼻咽喉科学会によりますと、スギ花粉症患者の割合は10代から50代の幅広い年代で40%を超えていて、中でも10代は最も多く2人に1人が花粉症です。これから花粉の量はどんどん増えていきます。花粉の量が中くらいの時期から治療を開始すると薬の量や期間が変わるので、症状を感じたら、早めの受診をおすすめします。



前記事と同じく花粉症の早めの対策についてのお話をさせていただきました。今年はいつもより早く、1月末~2月頃から本格的な花粉の飛散が始まりますので、症状がひどく出てしまう前に早めの受診をおすすめしています。まだ少ししか症状が出ていないという方も、花粉症かも..と気になっている方も、是非お気軽にご相談ください。
