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いびき(睡眠時無呼吸症候群)と感染重症化リスクについて

睡眠時無呼吸症候群による合併症リスクの中には、今まで心筋梗塞などの心疾患が有名でしたが、最新の論文で”睡眠時無呼吸による低酸素血症によりコロナ感染時の重症化リスクの上昇が生じる可能性がある”という論文が国際誌で発表されました。

JAMA Network Open誌電子版(2021年11月10日発行)

そこでは、アメリカでコロナ感染を経験した患者さんの中で、睡眠時無呼吸の有無が重症度と関係あるかの検討がなされています

その結果、睡眠時無呼吸指数(AHI)が15以上の患者さんは感染リスク(感染のしやすさ)には差がないものの、コロナ感染時治療経過における重症化に相関があるという結果でした。

 

日頃から睡眠には注意が必要ですが、特にいびきなどで無呼吸がひどいときはコロナはじめとした呼吸器感染症の重症化にも影響する可能性があります!睡眠時無呼吸の検査は保険診療でお家で簡単にできますので、病院にご相談ください!

おうちでモニターを装着して寝ていただくだけの簡易検査もあります。

(出典:TEIJIN)

 

2021年12月12日